※注意※

39郎さんの『UPRISING!』という春コミの新刊に萌え滾った結果の10年後アラセスです。
よって上記の本を未読の方には意味の分からない内容だと思われます。
『ハプニングで10年後に飛ばされたアラセスが未来の自分たちにR18な色々をされる』シーンの、10年後組の方の前日妄想が止まらなくなり、お願いして書かせてもらいました。

 ・10年後設定
 ・”自分たちがされたことを再現するためにリハーサルをしよう”
 ・という名目でいちゃついてるだけ

39郎さんありがとうありがとう。

アラセス10年後組の前日



「いよいよ明日ですね」
「明日…?あぁ、あの日か」

二人分のコーヒーを淹れ、カップに注ぐ。
後ろで待ってる刑事さんに確認すると、忘れていたとでも言うような態度で返された。
緊張感の無さに苦笑しながらテーブルにコーヒーを置く。
一口飲んで美味いと微笑むと、刑事さんは頬杖をつきながら僕を見上げてきた。

「なぁなぁ、セス。オレ、実はきちんと覚えてないんだよなー」
「は?」
「オレが着いた時には、お前もうすっかり出来上がってたし」
「それは、まぁ」

刑事さんが椅子から立ち上がり、ベットの上に移動した。
ヘッドボードに寄りかかると、足を開いて僕を手招きする。

「だから、オレにナニされたのか教えてくれよ」
「よく言いますよ。……仕方ないですね」

本当に素直じゃないんだから。
刑事さんの誘いに従って膝の間に座る。
すぐに手が後ろから伸びてきた。
僕の言葉通りに身体を撫で回す。
そして中を動き回る。

「ん…そうです…そこ…そこで指を曲げて…」
「こう?」
「んっ…!」
「…は…ぁ…はい…それで、もう一本…」
「入れられた?」
「ぁあっ!」

言い終わる前に刑事さんの指が増やされ、思わず声が大きくなる。
半端に脱がされたズボンが足首のところに溜まっていて、自由に動けないのがもどかしい。

「あン時のセスはすっげぇ締め付けキツかったんだよなぁ」
「……しっかり…覚えてる、じゃないですか…」
「んー、秘密」
「……まさか、若い方がいいとか言わないでしょうね?」
「いや?オレは、十年かけてオレ好みに開発されたこの可愛い身体の方が好き」
「――っあぁあっ!」

いきなり指を激しく動かされて目の前が真っ白になった。

「ここも」

耳の裏を舐められる。

「ここも」

胸の先を摘まれる。

「ここも」

昂りの中心を包まれる。

「全部オレがこうなるようにしたんだ。可愛い」
「はぁっ…!は…け、いじさ…!」
「ん?」
「…だったら、も、わかってる…でしょ…?」
「当然」

刑事さんが欲しい。
無言で訴えると頬に手が添えられ、刑事さんの方を向かされた。
舌を出すと待ち構えていたように応えてくれる。
そのまま位置を入れ替えられ、一度お互いの身体が離れる。
ベッドの背もたれに支えられながら、近づいてくる刑事さんに手を伸ばした。

「セス、ありがとな」

刑事さんのモノがゆっくりと僕の中に押し込まれていく。
何度身体を重ねても、その度に強くなっていく感覚。
愛しさと快感に満たされて仰け反る僕の首筋に、刑事さんが小さく歯を立てた。